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令和4年7月24日(日)2022年度第1回日本臨床歯科学会 福岡支部衛生士セミナー 活動報告

令和 4 年 7 月 24 日(日)『2022 年度 第1回 日本臨床歯科学会 福岡支部 衛生士セミナー』をWEB(Webex使用)にて、会員 47 名参加のもと開催された。

今回教育講演として、フリーランス歯科衛生士で ご自身のスタディーグループ”dhcoax”代表でもあ
り、臨床歯科衛生士・各種セミナー講師も務められ多方面にご活躍中の谷垣裕美子先生をお招きし、
『 プラークコントロールが上がる、変わる、処方力をアップデート~iO9 プロフェッショナルが変えるブラッシングスキルとセルフメディケーションへの気づき~』という演題にてご講演頂いた。

歯科衛生士として日々対面する、OHI、プラークコントロールに対する悩みはつきもの。
患者さんの口腔内環境を改善する為には、まず患者さん自身の意識改革とセルフケアの向上が大切であ
り改善のカギであるゆえ、歯科衛生士が行う『指摘と指導』が、『注意や押し付け』であっては患者さんに伝わらず、歯科医院へ通うモチベーションの欠如に繋がってしまう。


『伝わるコミュニケーション』がいかに患者さんの変容をうながせるかを、数々のご自身の症例を交えながら患者さんの気持ちの変化と口腔内の変化を口腔内写真を通してわかりやすく共有頂いた。
術者磨きの気持ちよさを患者さんに体感頂く事はブラッシングのプロとして技術の提供でもあり、それを通して生かしていくことで患者さんのセルフケアの”質の向上”にもつながっていく。 また、そのセルフケアの”質の向上”には、次世代電動ブラシ『iO9 プロフェッショナル』を講師は現在活用されており、株式会社松風様よりデモ機提供頂き、実際に受講者が使用して体感とブラシの特徴を同時に十分に理解するきっかけを設けた。

数多く存在する電動ブラシを歯科衛生士がプロとして特徴を理解し患者それぞれの口腔内環境に合った
歯ブラシの選択を行うことで、一生を見据えたセルフケア向上に寄り添えるのではないかと考える。
セルフケア&プロメインテナンスの重要性をご自身の経験を惜しみなく提供頂き、先生のご講演であらたな知識はもちろんの事、私達の心にダイレクトに刺激と、笑いと、気づきを与えて下さり、歯科衛生士が患者さんに寄り添うことで、その方の人生の一部に参加させて頂ける職業だと実感する時間となった。

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